ご覧いただきありがとうございます。ワッフル#と申します。
負けたら勝ちの仲間大会【ポケモン最弱王決定戦】で優勝することができましたので、記念に構築記事を書きました。
今回で1撃退場技無しの負けるが勝ちルール3回目の優勝ですが、以前とは少し異なる戦法を用いているため良ければぜひ最後までご覧下さい。
目次
1.パーティと結果
パーティ
結果
エントリー33人、参加者32人だったので、最下位を取れて優勝できました。
2.大会ルール
よち(余知)さん(@yotiyoti520)さん主催の仲間大会『ポケモン最弱王決定戦』になります。(下記画像は主催者様のTwitterから引用)
3.構築の大方針
過去にもシングル63の負けたら勝ちのルール(一撃退場技無し)は2回参加しており、2回とも優勝しております。
その時の記事はこちらです。
1回目優勝:敗北王
2回目優勝:最弱王
ありがたいことに、敗北王の記事の方は今日ポケチャンネルのクイズ企画にお使いいただき、たくさんの方に読んでいただきました。
その動画はこちらになります。
敗北王以外にも私の別の優勝記事が2つ、クイズとして採用されております。もし良ければ動画ご覧下さい。
今日ポケさんの動画を見ている方は多く、そのため敗北王の5ターン負け構築は既に知れ渡っており、またミラーも発生する可能性が高いことから、自身は使わず、メタに回ることにします。2回目の優勝したときの構築で既に敗北王の構築をメタっておりますので、その戦法を軸に構築を組むことにしました。
、、、と思って考察を始めていました。
2回目優勝時の構築の軸はドーミラー+ヤドン+クレッフィで、簡単に言うとでトリックルームを展開した後、で上から封印&癒しの波動で妨害する戦法だったのですが、テラスタルがない関係上、初手のがゴチルゼルに捕まるとゲームオーバーです。そこでドーブル@メンタルハーブでトリックルームをするのが良いのではないかという発想になりました。尻尾切りを採用すれば、と対面してしまってもトリックルームをせずに尻尾切りをすることによって対処可能です。ただ、ラストに納得がいっていませんでした。というのも、このルールではノズパスが強いと思っていて、そのに磁力キャッチ&挑発された後、徹底光線によって一撃で退場されてしまうからです。また、相手のがクロロブラスト採用型だった場合も、に対して半減技かつの耐久が低いせいで徹底光線で倒れやすいためきついです。
このラスト対面で使うポケモンを考えていた時に、最強のポケモンを思いつけたため、今回はそのポケモンを採用したパーティを作ろうと思いました。
4.本構築の戦法
4-1.基本戦術
このルールでは、
・最速で負ける方法は『、、』の5ターン負けできる敗北王優勝構築
・その次に速いのは6ターン負け構築
となっているため、『5ターン負け構築を対処できる』かつ『6ターン負け構築同士の対戦において、ラスト1対1の対面で先に負けられるポケモンを採用する』ことが大事だと思いました。
そこでラスト1対1の対面枠として思いついたのが『身を削るドーブル@メンタルハーブ』です。
身を削るの効果は以下の通りです。
自分のHPを最大HPの半分だけ減らす代わりに、自分の『こうげき』『とくこう』『すばやさ』ランクが2段階ずつ上がる。
覚えるのはミガルーサだけなので封印される心配もありません。
上からの挑発もメンタルハーブで防ぎつつ素早さを逆転することが可能です。
よって身を削る→徹底光線がラスト1対1対面における最強戦術だと思いました。
ちなみに徹底光線を封印された場合もクロロブラストがあるので安心です。
クロロブラストはヒスイマルマインしか覚えないので封印される心配はありません。
次に、身を削るの考察から、素早さを上げつつHPを減らせる技が強いと思い、ジャラランガを採用することに決めました。ソウルビートです。
自分のHPを最大HPの1/3だけ減らし、自分のすべての『のうりょく』ランクを1段階ずつ上げる。
ソウルビート+腹太鼓+自傷アイテムによって2ターン退場が可能です。
またソウルビートで素早さを上げてから挑発で妨害することもできます。
そしてソウルビートも同様、封印される心配がありません。
残り1匹ですが、『ミミズズ@こだわりスカーフ』を使うことに決めました。
このルールにおける尻尾切りは最強クラスの技です。身代わりを残すことによって相手の癒しの波動やトリックを防ぐことができますし、身代わりと違ってHPを半分も減らせるからです。おまけに尻尾切りしたそのターンに裏のポケモンのアイテムを発動させることができます。またこだわりスカーフを持つことによって大抵のポケモンの上から動くことができる点も良いです。
おまけにとの相性が良いです。大抵のポケモンが2ターン退場する際は身代わり+HP半分減らす技+自傷アイテムなので既に身代わりが展開されているとHPを減らしづらくて困るのですが、ジャラランガはソウルビートと腹太鼓の2つで2ターン退場できるため身代わりが必要ないです。他には徹底光線×2による退場方法がありますが、それに比べてこの技構成は相手にダメージを与えずに済みます。
ちなみにのアイテムを毒毒玉にすることによって、尻尾切りで着地したターンに毒毒玉が発動するため、以下の立ち回りが可能になります。
①ソウルビート→挑発→ソウルビートの流れで妨害しつつ3ターンで退場
②ソウルビート→腹太鼓の流れで2ターンで退場
基本選出の3匹が決まりました。
基本戦術は以下の通りです。
①の尻尾切り→着地
②のソウルビート
③の腹太鼓→退場
④の徹底光線→退場
⑤の身を削る
⑥の徹底光線→退場
4-2.敗北王優勝構築への負け方
この基本選出では以下の立ち回りによって、敗北王優勝構築『、、』に負けられます。
①の尻尾切り → 着地
②のソウルビート
この時点で相手は退場→着地
③の挑発 → 相手ののメンタルハーブ発動
※万が一相手の持ち物がスカーフだったときを考慮して挑発しています。
④のソウルビート → 退場
この時点で相手のが尻尾切りによってHPが半分、退場→着地
⑤ドーブルの癒しの波動 相手のHPを半分回復してHP満タン
相手のの最低火力徹底光線によってこちらのHPが85%~104%のダメージを受ける。
⑥の癒しの波動 相手のHPを半分回復してHP満タン
相手のは身代わり 残りHPが3/4
⑦は徹底光線で退場
相手のの徹底光線は場にポケモンがいないため失敗してHPが減らない
⑧の徹底光線で退場(スカーフのため先制で動ける)
4-3.補完枠
基本選出の3匹が決まったため、残りはこの構築で苦手なパターンを補完するポケモンを採用することにします。
まず黒バドレックスとヒスイマルマインです。
この環境にいそうなポケモンの中でスカーフが抜けなくて挑発が打てるポケモン達です。
そしてに関しては挑発+癒しの波動ができるので強力なポケモンです。
やと初手で対面したとき、以下の立ち回りに変更します。
・で徹底光線をする→次のターン裏のポケモンに交代する
を見たら相手は尻尾切りを警戒せざるを得ないので挑発を打ってくるだろう読みの徹底光線です。次のターンはの癒しの波動もしくはのクロロブラストを打ってくる読みで裏のポケモンに交代します。よってこの時の裏のポケモンがとに有利であることが望ましいです。
次にクレッフィです。
このポケモンは悪戯心によって上から徹底光線を封印できるため、の動きが制限されて立ち回りが窮屈になります。
このととに対して有利な立ち回りが可能そうなポケモンとしてノズパスを採用しました。徹底光線使いの中ではタイプ一致で徹底光線が打てないので火力が低いです。
黒いヘドロを持たせることによって、に癒しの波動を連打されたとしても、徹底光線を連打しているだけでアイテムにより4ターンで退場可能です。もし挑発されなかったらこちらが身代わりを打てばより有利に立ち回れます。
に対してはクロロブラストによってを1撃で退場させることが可能です。
に対しては磁力でキャッチできますし、挑発を打つことによって徹底光線を打つことを強要させ、こちらのを1撃で退場させることが可能です。
次にドーブルです。
何が困るかというと、敗北王の優勝構築のがに入れ替わっている場合です。
4-2の立ち回りでは同士の同速勝負が始まってしまいます。
よってを採用して、初手のに対して挑発+癒しの波動をすることにします。
最後は再戦時のケアができるポケモンにしました。
やとが対面した際は初手徹底光線をすることにしておりますが、再戦時にはその立ち回りがばれているため、徹底光線読みで裏のポケモンに下げる立ち回りをされるのが嫌です。よって別のポケモンを用意したく、これらのポケモンの上から動けるポケモンとして悪戯心のクレッフィを採用しました。良いアイテムが余っていなかったのでこだわり鉢巻すりかえ型にしました。
以上、6匹が決定しました。
、、、ここで考察を終えてしまったんです。
この時点で、とある戦法を考慮し損ねているのですが皆さん分かりますでしょうか。
正解は7.反省までご覧下さい。
とりあえず個体紹介です。
5.個体紹介
ミミズズ
調整意図 :
H : 4n調整(個体値5)(4nの中で最小)
S : 最速
耐久 : 悪あがきの被ダメージを増やすためBの個体値0で無振り。相手の徹底光線やクロロブラストでHPが半分以上削れて尻尾切りができない展開を防ぐためにD252振り。
参考 : 臆病C個体値31無振りサーフゴーの徹底光線が38.6〜45.4%
火力 : 悪あがきや徹底光線のダメージを抑えるためAC個体値0で無振り。
基本選出の初手要員。
尻尾切りをして裏に繋ぎ、裏が倒れた後に徹底光線で自滅してました。持ち物をこだわりスカーフにすることによって徹底光線封印使い最速のポケモンを抜かすことができますし、の封印で尻尾切りが封印されることもありません。また相手より先に自滅できれば、相手の徹底光線を不発に終わらせることができる点も良かったです。敗北王の構築のおかげで警戒されるのはメンタルハーブの方だったと思うのでそこも噛み合いが良かったです。
調整意図 :
H :ソウルビートと毒毒玉の被ダメージ考慮の48n調整(48nの中で最小)。
S : 最速
耐久 : 悪あがきや徹底光線、クロロブラストの被ダメージを増やすためBDの個体値0で無振り。
火力 : 悪あがき時のダメージを抑えるためA個体値0で無振り。
基本選出時に尻尾切りから繋ぐポケモン。
初めてしました、HP48n調整、笑笑。
ソウルビートが偉く、素早さを上げることによって上から挑発しやすくなりますし、1/3削るという技が立ち回りの幅を広げつつ綺麗にHPを減らせますし、身代わりに頼らずHPを減らせるおかげで尻尾切りから繋ぎやすい点が素晴らしかったです(4-1参照)。
調整意図 :
H : 4n調整(4nの中で最小)
S : 最速
耐久 : 悪あがきや徹底光線、クロロブラストの被ダメージを増やすためBDの個体値0で無振り。
参考 : C個体値0無振り陽気の徹底光線で1撃。
火力 : 徹底光線やクロロブラストのダメージを抑えるためC個体値0無振り
素早さ : 身を削る後最速抜き以上
基本選出のラスト1対1の対面枠。
メンタルハーブ+身を削って素早さ上昇+徹底光線退場によって対面性能がピカイチのポケモンでした。
徹底光線を封印してくるポケモンは基本だったので封印されたらクロロブラストに切り替えて退場できます。
また身を削った後に上から癒しの波動で妨害してワンチャン作れるや、身を削った後の攻撃も元の種族値が低いおかげで相手へのダメージが抑えられる点も良かったです。
そして相手の火力あるポケモンの徹底光線に合わせてドーブル引きを合わせることによってドーブルを1撃で退場させることも可能でした。
このポケモンは色々できる上に耐久が低いので立ち回りの幅が広く、本当に褒めることしかない最強(最弱)ポケモンです。
調整 :
H : 4n調整(4nの中で最小)
S : 最速
耐久 : 徹底光線の被ダメージを増やすため、Dに下降補正あり。
補完枠としての採用です。
や、がいる時にの代わりに出すポケモンです(4-3参照)。
徹底光線やクロロブラストが抜群で入り、かつ鋼タイプの徹底光線使いを磁力でキャッチできるのでとても強力です。挑発を絡めてには絶対に1:1交換できます。
とおせんぼうを覚えさせたままだったのはミスだったので反省です。以外の徹底光線封印使いはとミュウが濃厚で、挑発身代わりを採用してるケースが多そうなので、とおせんぼうを忘れさせたら悪あがきすることができたなと思います。
黒バドレックス
調整意図 :
H : 8n調整
S : 最速
耐久 : 悪あがきや徹底光線、クロロブラストの被ダメージを増やすためBD無振り。
火力 : 悪あがき時のダメージを抑えるためA無振り。
改良版敗北王構築対策枠。
シンプルに高い素早さから挑発+癒しの波動を使えるのが強力です。メンタルハーブを持った相手に対しても上から2回挑発して無理やり止めにいくことができます。持ち物をくっつきバリにすることで身代わり+呪いで2ターンで退場することもできます。相手の戦術を妨害できつつ、妨害できなさそうなら2ターンで退場するといった動きができるので強かったです。
調整 :
H : 8n調整(8nの中で最小)
S : 最速
耐久 : ミミズズの突進の反動ダメを稼がせないために余りB振り
火力 : 徹底光線の火力を抑えるためにCに下降補正
悪戯心によって素早いポケモンの上から動けるポケモンとして採用しました。
拘り鉢巻を押し付けることによって相手の悪あがきの火力をあげつつ、自傷アイテムを奪えるのが強力です。拘り眼鏡にしなかったのは、万が一こちらが徹底光線×2で退場したいときに相手に与えるダメージを増やしたく無かったからです。
で相手の技を固定させるというのは思った以上に強く、徹底光線なら固定されても2ターンで自滅できますが、相手視点は封印がチラつくので打てず、かといって他の技は固定されると2ターンで退場できなくなります。唯一避けられるのはクロロブラストくらいです。相手の戦術を妨害するのに役立ちました。
余談ですが、この子はこのルール2回目優勝時の時の流用個体なのですが、防御に振っている理由が細かすぎて自分でも引きました。当時の自分が考えすぎてて偉いなって思いました。
6.選出パターン
①先発 + +
基本選出です。相手の妨害を受けないように尻尾切りを展開してから、こちらは素早さを上げつつ相手を挑発、癒しの波動などで妨害します。最速6ターンで負けられますし、相手も最速6ターンで負けられる場合でもこちらので先に負けることができます。最速5ターン負け構築にもこの選出をしました。
②先発 + +
相手のパーティにや、がいた場合はこの選出を意識してました。
相手の初手のポケモンが徹底光線やクロロブラストを打ちそうな場合は尻尾切りからを着地した後、素引きしてに交代して1撃退場されることを狙いました。
ラストの局面でがに捕まるとアウトなのでそうならないような立ち回りをしていました。
③+ +
相手のパーティに++がいた場合(敗北王構築のがに置き換わったバージョン)、この選出をするつもりでした。実際一度も当たらなかったです。
④先発or+ +
相手がとある戦術をしてくると予想できるときにこの選出をして先発要員を妨害していました。この相手の戦術は考察漏れしていましたが対応できる補完ポケモンが入っていて良かったです。次の章で述べます。
7.反省
皆さんとある戦術とは何か分かりましたでしょうか?
正解は
『ステルスロック+コートチェンジ』です。
簡単に言うとでステルスロック+コートチェンジをした後、ステロ4倍弱点のポケモンに交代して自滅を狙う戦術です。
この戦術、例の今日ポケチャンネルの動画のコメント欄にとある方が記載されていて、コメント見て『頭いいなー』って思って感心していました。
にも関わらず!!
何故忘れていたんだ自分!!
初戦当たった時は基本選出で挑んでしまいましたが立ち回りでカバーして負けられたんです。再戦時はやでを妨害すれば問題なかったので大丈夫でした。
しかし、問題はここからです。
本大会で準優勝の方に当たりました。
相手何してくるか分からないなーって思って基本選出をしました。
初手にが来ました。ステルスロックされました。
、、、あーーーーー!!!!!ヤバい!!!!
また引っかかった!!!!!なんで頭回らなかったんだ!!!!!ステロ4倍弱点2匹いるじゃんか!!!!
で尻尾切りしてから着地、徹底光線2回で退場しようとしたら2回目の徹底光線で裏に引かれて、4倍弱点ポケモン登場!脱出ボタン発動!また交代されて4倍弱点ポケモン登場!
終わったー、、、ってなってそのまま勝ってしまいました。
今回の戦績は1勝14敗になります。
全敗狙えるぞって意気込んでたのに、、、またしても敗北王の時と同じ、準優勝の方にだけ勝ってしまいました。
構築自体は良かったですが、考察漏れ、構築見た時の相手の戦術の考察がまだまだ甘かったなと思います。日頃から良き戦術はメモした方がいいですね。以上反省でした。
8.最後に
何と今回で優勝回数が10回目となりました!
2桁到達嬉しいです!
初めて優勝できた日から約1年でここまで優勝できて、自分で言うのも何ですが感慨深いです。
でもそのうち負けるが勝ちルールの優勝回数が5回っていう、、、笑。もうこのルールのプロフェッショナルになろうと思います。今後も頑張ります。
今後、YouTube始めようと思います。
仲間大会・特殊ルールを中心とした活動になります。
投稿し始めたら見に来ていただけると嬉しいです。
(9月中に投稿予定ですが果たして間に合うのか、、、)
始めてしばらくしたら仲間大会勢の方とフレ戦とか対談とかもしたいなぁ(願望)
それではお疲れ様でした!